浦安支部のホームページを見て「見学をしてみようか」と思った貴方もいるかもしれません。
だとしたら貴方は非常に「奇特な方」で、その一歩を踏み出せれば浦安支部にとっては「貴重な方」
になってしまいます、もとい、なれます。
その一歩を躊躇している貴方の背中を後押しできるように、数名ではありますが会員の紹介をしましょう。
居合道を始めた理由や稽古への姿勢、そして楽しみ方は会員それぞれです
(だからといってフリーダムというわけではありませんが・・・)。
会員Aさん
まず紹介すべきは御歳79歳で入会されたAさんです。「四十の手習い」と言いますが、「何かを始めるのに遅すぎるという事はない」という見本のような人です。身体に無理なく、かつ熱心に稽古し、稽古終了後の床のモップ掛けも率先してするので、最近では他の会員からモップを取り上げられています。年齢を考慮すると最も熱心な会員かもしれません。
会員Bさん
会員の中には他の武道を経験した人もいるので、貴方が他の武道の経験者なら彼らとの話も弾むことでしょう。ここで紹介するBさんもその一人、稽古着の上からでもマッチョな肉体が目立つので貴方が見学に来れば、Bさんが誰なのかすぐにわかることでしょう。
ちなみにBさん、バイクを運転中に車に追突された事がありますが、それを聞いた多くの会員は「車の方が大丈夫だったのか?」と心配していました。居合道では自分が使用する刀や稽古着を通じて道具を大切に扱うように指導され、それが「物を大切にする精神へ」と繋がるのです(Bさんを大切にしてはいませんが)。
会員K君
台湾出身のK君は、日本に来日する前から「日本刀」に興味があり、既に台湾で「模造刀」を購入していたそうです。彼のように「日本刀」を通じて「居合道」に興味を持ち入会した会員も多いようで、最近は日本刀を擬人化したアニメもあるそうですね。ならば、その「日本刀」を使用する居合道を通じて、日本刀を深く知るのもよいでしょう。
ホームページでは写真撮影を担当し、真面目で礼儀正しかった(過去形)K君も最近はウチの支部に慣れたのか、笑顔で「このカメラなら盗撮もできます」と言うくらいに本性を現して、いや、フレンドリーになってきたようです。彼のように支部を通じてコミュニケーションの輪が広がったという声を多く聞きます。
匿名希望者(誰の事かはお察し下さい)
武道の経験がゼロだからと不安になる方もいるようですが、大切なのは「やってみよう」という気持ちです。
しかし会員の中にはその気持ちがないのに居合道を始めた(始めさせられた)人もいます。
誰とは言えませんが、「会社の上司にやらされて現在に至る」という珍なケース(実話)もありますので、ちょっと話を進めましょう。
本人は上司への「ゴマ摺り」に思われるのがイヤで、その上司からの居合道への誘いを懸命に逃げていたそうですが、
ある年の正月、上司のお宅を訪問すると刀(模造刀)が飾ってあったそうです。珍しく、また本人も刀が好きだったこともあり、刀を手にとってみると、上司から「やるから、持って帰れ」との声、彼は喜んで刀を持ち帰りました。
正月休みも明け、彼が上司に先日の刀のお礼を言うと、
上司:じゃ、さっそく稽古を始めるぞ!!
この一言(罠?)がなければ、現在の浦安市居合道会はなかったのです。
以上、一部の会員と、彼らが居合道を始めた経緯そして現在を紹介しました。
紹介を読んでご理解(?)を頂いたように(逆に不安になったかもしれませんが…)
「居合道」そして「我々」も特別な存在ではありませんので、興味を持たれた方は安心して見学にいらして下さい。